- 台風情報が知りたい方!
- 台風が発生するしくみを知りたい方!
- 台風の呼び方の違いを知りたい方!
台風15号は、5日(金)午前6時現在、安芸市付近にあって、時速25キロで東北東へ進んでいます。
この台風は今後、西日本から東日本の太平洋側を東に進む見込みです。西日本から北日本では、5日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
四国、近畿、東海、関東甲信、東北では5日夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
名称 PEIPAH(ペイパー)
存在地域 種子島の南約170km
中心位置 北緯29度05分
東経131度05分
進行方向 北
速さ 30km/h
中心気圧 1002hPa
最大風速 中心付近で18m/s
最大瞬間風速25m/s
暴風域 (25m/s以上)
強風域 (15m/s以上)
東側330km
随時更新します‼️

1️⃣ 海水の温度が高くなる(26.5℃以上)
熱帯の海は日差しが強く、水面の温度が上がります。特に夏〜初秋(7〜10月ごろ)が台風シーズンです。水蒸気が大量に発生する暖かい海の水が蒸発して、水蒸気となって上昇します。水蒸気は空気より軽いため、どんどん上昇します。
2️⃣上昇気流が発生する!
水蒸気が上空で冷やされて「雲」になります(凝結)。このとき「潜熱(せんねつ)」という熱が出て、さらに空気を暖め、上昇気流が強くなります。
3️⃣気圧が下がり、回転しはじめる!
空気が上昇すると、地表の空気がその分吸い上げられ、中心の気圧が下がります。地球の自転の影響(コリオリの力)で、回転を始めます(北半球では反時計回り)。
4️⃣台風に成長する!
上昇気流と回転が強くなると、「熱帯低気圧」から「台風」へ発達します。中心気圧が低くなり、最大風速が秒速17.2メートル以上になると「台風」と呼ばれます。
「台風」「ハリケーン」「サイクロン」は、すべて同じ種類の現象(熱帯低気圧)ですが、発生する場所や呼び方が異なります。
🌀台風と呼ぶエリア
北西太平洋
日本・中国・台湾など
🌀ハリケーンと呼ぶエリア
北大西洋、カリブ海、メキシコ湾、東太平洋、アメリカ・中南米
🌀サイクロンと呼ぶエリア
インド洋・南太平洋 インド・オーストラリア・バングラデシュなど!
台風は、自分で進んでいるわけではありません。まわりの大気の流れ(風)に流されて動いています。特に影響を与えるのが以下の2つです♪
1️⃣太平洋高気圧のふちを流れる風(東から西へ)
日本の南東にある大きな「太平洋高気圧」が、台風の進む方向を決める主な要素。台風はこの高気圧の「ふち」を回り込むように移動します。
2️⃣偏西風(へんせいふう)
日本付近の上空に吹いている、西から東への風(中緯度の風)。台風が日本の近くまで来ると、偏西風に乗ってカーブするように北東へ進むことが多いです。
📍そのため、台風は最初は西や北西に進み、その後北や北東に進路を変えるのが典型的なパターンです。
1️⃣観測データを集める
気象衛星(ひまわり)
船舶、ブイ、航空機
地上の気象レーダー
2️⃣数値予報モデルを使う
スーパーコンピュータが大気の流れや台風の動きをシミュレーションします。
代表的なモデル:
GFS(アメリカ)
ECMWF(ヨーロッパ)
MSM/GSM(日本の気象庁)
3️⃣複数のモデルを比較し、予測円を作る
台風の中心が「どこに来るか」に不確実性があるため、「予報円」として表現されます。予報円は、時間が先になるほど広くなります(予測が難しくなるため)。ちなみに予報円が台風の中心にくる確率は70%と言われてます!
1️⃣窓・雨戸の補強
雨戸を閉める、または養生テープや飛散防止フィルムで窓ガラスを補強。
2️⃣屋外の片付け
植木鉢・自転車・物干しなど、飛ばされやすいものは室内へ。
3️⃣排水溝の掃除
ベランダ・庭・玄関などの排水口を掃除して水はけを良くする。
4️⃣停電・断水に備える
懐中電灯、モバイルバッテリー、簡易トイレなどを準備。
1️⃣非常持ち出し袋の確認
食料(最低3日分)、水、薬、ラジオ、現金、保険証のコピーなど。
2️⃣避難場所の確認
自治体のハザードマップで最寄りの避難所や危険区域を確認。
3️⃣連絡手段の確保
家族で連絡方法や集合場所を事前に決めておく。
🍞備蓄品は最低限これは準備を!
飲料水(1人1日3リットル×3日分)
レトルト食品・缶詰・乾パンなど
ウェットティッシュ・トイレットペーパー、電池式ラジオ・懐中電灯、ガスボンベ・卓上コンロ
🏃♂️台風接近時は以下の行動を!
気象庁や自治体の情報を定期的にチェック(テレビ、アプリ、防災無線など)
「避難指示」「警戒レベル」を確認(レベル4以上は原則避難)無理な外出を避け、特に海や川、崖の近くには近づかないように!
